ユニットバスの床のリフォーム相場|床材の種類や費用を抑えるコツ
ユニットバスの床は、状態をみながら適切なタイミングでリフォームすることが大切です。長期間放置していると、劣化が進んで怪我をする可能性があります。トラブルのリスク・危険性を最小限に抑えるなら、状況をみてリフォームを選択することが重要です。
ユニットバスの床のリフォーム相場を知っていれば、業者選びが楽になります。業者からとった見積もりと相場を比較・検討すれば、多く見積もっている業者を見つけ出すことも容易です。
そこで今回は、ユニットバスの床のリフォーム相場や費用を抑えるコツを紹介します。リフォーム費用をなるべく抑えるヒントを知りたい方や、材質によっての雰囲気の違いを知りたい方にはとくにおすすめです。
目次
- ユニットバスの床をリフォームする3つのメリット
- 怪我のリスク・危険性を軽減できる
- 掃除がしやすくなる
- デザイン性を高められる
- ユニットバスの床をリフォームするタイミング
- 汚れが酷い(黒ずみやカビなど)
- タイルのひび割れまたは剥がれている
- ユニットバスの床に使用する床材の種類
- シート床材
- 樹脂床材
- タイル床材
- 木製床材
- 天然石床材
- FRP床材
- ユニットバスの床のリフォーム費用相場【使用素材別】
- ユニットバスの状態や使用素材によって費用は変動する
- ユニットバスの床をリフォームする方法
- 専門業者に依頼する
- DIYで補修や塗装、張り替えを行う
- ユニットバスの床のリフォーム費用を抑える3つのポイント
- 複数の業者に見積もりを出してもらう
- 国または地域の補助金・助成金を利用する
- DIYで行う
- ユニットバスの床のひび割れ・黒ずみはリフォームを検討しよう!
ユニットバスの床をリフォームする3つのメリット
ユニットバスの床をリフォームすると、3つのメリットを得られます。自分や家族、大切な人たちの安全を守るならユニットバスの床のリフォームを検討することが大切です。各メリットの詳細を紹介します。
①怪我のリスク・危険性を軽減できる
②掃除がしやすくなる
③デザイン性を高められる
怪我のリスク・危険性を軽減できる
ユニットバスの床をリフォームすると、怪我・事故などのリスク・危険性を最小限に抑えられます。ユニットバスの床が割れていたり剝がれていたりすると、足を怪我する可能性が。
転倒して大怪我に繋がる恐れも十分考えられるため、劣化した床はなるべく早めにリフォームするのがおすすめです。
ユニットバスの床が劣化していると、サビやカビが発生している状態です。身体への影響はもちろん、不衛生で良い環境とはいえません。清潔な環境下で1日の汚れを落とすなら、床のリフォームは早めに検討しておくことが重要です。
掃除がしやすくなる
ユニットバスの床をリフォームすれば、掃除のしやすさが格段にUPします。汚れ・傷に強い素材を使用すれば、ささっと掃除するだけですぐに汚れが取れます。
ユニットバスの床には、さまざまな汚れが付着しています。石けん垢や皮脂汚れなど、汚れを放置すると劣化を早める原因に。床をリフォームして、普段から清潔感を維持できるような掃除しやすい素材・デザインに変えましょう。
デザイン性を高められる
ユニットバスの床をリフォームすれば、デザイン性を高められます。
ユニットバスの床の印象は、使用素材によって大きく異なります。高級感のあるデザイン、温かみを感じられるデザインなど多種多様です。
ユニットバスの床をリフォームすれば、転倒防止の柔らかい素材を使用したものへの変更もできます。ユニットバスの床をリフォームは、頻繁に行うものではありません。
長期的に使用することを考えるなら、足腰が弱った状態でも安全に使用できる素材を選ぶのも選択肢の1つです。
ユニットバスの床をリフォームするタイミング
ユニットバスの床のリフォームに悩んでいる方は、自宅の床の状態を確認してみましょう。自宅のユニットバスの床が次の状態に該当するなら、早めにリフォームを検討することをおすすめします。
今回は、ユニットバスの床をリフォームするタイミングと危険から守るための方法を合わせてまとめました。ユニットバスの床は、正しく手入れをしないと劣化が進んでしまいます。最悪の場合、怪我に繋がる恐れがあるため大変危険です。
①汚れが酷い(黒ずみやカビなど)
②タイルのひび割れまたは剥がれている
汚れが酷い(黒ずみやカビなど)
ユニットバスの床の汚れがあまりにも酷いなら、リフォームを検討するタイミングです。お風呂では水を使用するため、カビが発生しやすくなっています。カビは見た目も悪く、清潔感がありません。
カビや石けん垢、赤カビを放置しておくとどんどん劣化が進みます。カビの発生は身体にも悪影響を与える可能性があるため、放置するのは危険です。カビやサビの腐食が進んでいたら、リフォームの相談をするのがおすすめです。
他にも排水溝や換気扇から嫌な臭いがしてきたら、かなり汚れが溜まっています。経年劣化で正しく機能していないまたは汚れ・雑菌が溜まっている可能性が高いです。
汚れが蓄積しないように、普段からこまめな掃除・メンテナンスを行うことが大切です。ユニットバスからでるときには水滴を取ったり、換気に注意したりなど湿気が溜まらないような対策を取る必要があります。
タイルのひび割れまたは剥がれている
ユニットバスの床のタイルが割れているまたは剥がれているなら、早めにリフォームの相談をしておくことが大切です。タイルのひび割れや剥がれなどは、水が家の土台にまで浸水してしまう危険性があります。
水が浸水すればするほど、土台が腐ったり劣化したりします。自宅のリフォームを検討しなくてはならない状況に陥る可能性があるため、要注意です。
タイルのひび割れや剥がれは、足元を怪我する可能性が高いです。子どもや高齢者が利用される場合、転倒にも繋がるリスク・危険性もあります。
さまざまなトラブルから自分たちを守るためにも、タイルの異常を感じたら、すぐにリフォームを検討するのがおすすめです。
ユニットバスの床に使用する床材の種類
ユニットバスの床に使用されている床材は、大きく6種類あります。見た目や掃除のしやすさ、料金などは床材ごとに大きく異なるのが現状です。各床材の特徴を確認して、リフォームする際の参考にしてください。
①シート床材
②樹脂床材
③タイル床材
④木製床材
⑤天然石床材
⑥FRP床材
シート床材
シート床材は、ビニール製の床材です。シート状になっていて、模様が印刷されています。シート床材の特徴は、種類の豊富さです。さまざまな色・種類のシート床材が販売されています。
自分の好みにあったユニットバスに仕上げたい方や、DIYを検討している方にはとくにおすすめです。
シート床材は、床に貼るだけで完成します。難しい作業は一切なく、床に合わせて形を切るだけ。大掛かり工事をしたりタイルを剥がしたりする必要がないため、施工日数・時間はかかりません。
樹脂床材
樹脂製床材は、柔らかくてぷよぷよしているようなプラスチック素材の床材です。防水性が高いので、サビやカビを予防するのにも効果的です。
他の素材よりも比較的安価で手に入るため、費用面を節約したい方にもおすすめできます。
樹脂床材は、掃除がしやすいのも特徴です。スポンジで擦ったりタオルで拭いたりすれば、するっと汚れが取れます。おふろ上がりに水滴を取れば、湿気が溜まるのを防いでカビ対策にもなります。
タイル床材
タイル床材の特徴は、部分補修ができる点です。1〜2枚剥がれていたりひびが気になったりする部分があれば、気になる部分だけを交換できます。1枚ずつ張り替えられるので、DIYに挑戦する予定の方にも最適です。
タイル床材なら、使用する色・デザインによってユニットバスの雰囲気を変えられます。ユニットバスの雰囲気を変えたい方や、世界に1つしかないオリジナルなデザインを作りたい方にもおすすめです。
ただ、タイル床材の場合は状態が酷いと自力での修復は難しいです。その分枚数も必要になってくるため、費用がかさみます。
木製床材
木製床材は、自然に囲まれているかのような温かみのある見た目が魅力的です。お風呂でゆっくりリラックスタイムを過ごしたい方や、和が好きな方には最適です。
木製床材は、滑りにくくて防水性にも優れています。怪我・事故のリスクを最小限に抑えられるのはもちろん、家の土台にまで浸水の被害が及ぶ危険性を避けられます。
ただ、木製床材を導入するには他の素材よりも費用がかかります。費用面重視の方にはあまりおすすめできません。
天然石床材
天然石床材の最大の特徴は、高級感のある見た目です。綺麗な天然石は他の素材よりも圧倒的に高級感があり、ワンランク上のユニットバスに仕上がります。リッチな見た目にしたい方や、費用よりもデザイン性の高さを優先したい方にはおすすめです。
ただ、天然石床材は傷がつきやすいのがデメリットです。物を落とすと、傷が付いたりかけたりする可能性が否定できません。
物はなるべく高い位置に置かないようにして、余計なトラブルは未然に避けましょう。
FRP床材
FRP床材は、ガラス繊維でできている床材です。強度の高さと防水性、保温性が特徴で常に温かい空間が維持されます。
水垢が付きやすいので、こまめに掃除をしたり定期的にメンテナンスを行ったりすることが大切です。水垢が溜まりすぎると清潔感のない印象になります。常に清潔感溢れる状態をキープするなら、こまめな掃除を行うことが大切です。
ユニットバスの床のリフォーム費用相場【使用素材別】
仕様素材 | 費用相場 |
シート床材 | ・50,000~100,000円 |
樹脂床材 | ・30,000~50,000円程度 |
タイル床材 | ・100,000円前後 |
木製床材 | ・150,000円前後 |
天然石床材 | ・300,000円~400,000円 |
FRP床材 | ・100,000円前後 |
ユニットバスの床のリフォーム費用相場を、仕様素材別にまとめました。費用相場が1番高額なのは天然石床材で、300,000円〜400,000円です。素材自体に価値があればあるほど、費用もかかることが理解できます。
最も安価だと予想されるのは、樹脂床材・シート床材です。素材自体がリーズナブルであるため、比較的費用を抑えられます。
ただ、仕様素材別の費用相場は施工範囲によって変動します。必ずしも金額が該当するわけではありません。リフォーム費用を安く済ませたい方は素材の種類と施工範囲、料金を業者に聞いておくことが大切です。
ユニットバスの状態や使用素材によって費用は変動する
ユニットバスの床のリフォーム費用は、状態や使用する素材によって大きく変動します。あらかじめ予算を設定するときには、使用素材の費用相場を参考にしつつ決定するのも選択肢の1つです。
ユニットバスの床の状態は、知識のない方では正しく判断することは難しいです。まずは業者に連絡をして、直接見てもらうのも良いでしょう。現状を見てもらえば、工事の必要性やおすすめの素材、おおよその見積もりなどを相談できます。
ユニットバスの床をリフォームする方法
ユニットバスの床をリフォームする方法は、専門業者に任せるか自身で行うかの2択です。ユニットバスの床のリフォームを考えている方のなかには、器用なのでDIYで解決しようとしている方もいるでしょう。
ただ、2つの方法にはそれぞれメリットとデメリットがあります。自分の希望にあう方法を見つけるために、それぞれの良い・悪い点を整理してから計画を進めることが大切です。
・専門業者に依頼する
・DIYで補修や塗装、張り替えを行う
専門業者に依頼する
ユニットバスの床をリフォームするなら、専門業者に依頼するのが1番確実です。床のリフォームに関する知識・実績を有しているため、さまざまなアドバイスがもらえます。工事の失敗・後悔を防ぐなら、専門業者に依頼するのが安心です。
ただ、専門業者に依頼すると費用がかかります。工事費用や床材費用、出張費などの複数の出費があるためある程度の資金を用意しておく必要があります。
専門業者のなかにはわざと高値で取引しようとする悪徳業者もいるので要注意です。複数の業者から見積もりを取ったり工事内容の詳細を聞いたりしながら、悪徳業者を避けることが大切です。
確かな経験・実機を有するプロに依頼したい方や、DIYの経験がないまたは工事を手っ取り早く済ませたい方には専門業者に依頼するのがおすすめです。
DIYで補修や塗装、張り替えを行う
ユニットバスの床をリフォームするなら、自分自身で行うという方法もあります。DIYすれば、出費を大幅に削減できます。自分で補修から塗装、張り替えまでを全て行えるので人件費はかかりません。
DIYであれば、自分の好みに合わせて自由にデザインできます。専門業者では対応できないような自分好みのスタイルに変更することも可能です。子どもたちや恋人と一緒に作業して、思い出作りをするのも良いでしょう。
ただ、DIYでは失敗・後悔する可能性もあります。しっかりと床材が貼られておらず、途中で剥がれてきたり思ったよりも劣化が早く進行したりするケースも少なくありません。
ユニットバスの床のリフォーム費用を抑える3つのポイント
ユニットバスの床のリフォーム費用を少しでも抑えるなら、3つのポイントに注目する必要があります。ユニットバスの床のリフォーム費用は、決して安くはありません。
なるべく費用を安く抑えるポイント・コツを知っておけば、計画のときに役立ちます。リフォームするか迷っている方も一歩踏み出せるはずです。3つのポイントのうち1つでも実践してみて、どの程度費用が抑えられるかを確認してみましょう。
・複数の業者に見積もりを出してもらう
・国または地域の補助金・助成金を利用する
・DIYで行う
複数の業者に見積もりを出してもらう
ユニットバスの床のリフォーム費用を抑えるなら、複数の業者に見積もりを依頼するのが最適です。ユニットバスの床のリフォーム費用は、業者によって大きく変動します。気になる業者を何社かに絞ってから、見積もりを出してもらいましょう。
見積もりを比較・検討すれば、予算と相談しながら自分たちにあう業者が見つかりやすいです。見積もりを取って比較・検討するのは、業者選びをよりスムーズに進める方法としても効果的です。
床のリフォーム費用を抑えるなら、工事費用やオプション内容の確認を忘れずに行いましょう。不要な工事・オプションがあれば削除してもらった上で、再度理想に近い形の見積もりを出してもらう必要があります。
国または地域の補助金・助成金を利用する
ユニットバスの床のリフォーム費用を抑えるなら、国または地域の補助金・助成金を利用するのも1つの方法です。工事の内容によっては、国や知識の補助金・助成金を申請出来るケースがあります。
申請手続きには、工事内容の詳細が分かる書類が必要です。必要な書類が集まっていないと申請は通りません。申請を行う前には、必要な書類・ハンコなどを忘れずに準備しましょう。
DIYで行う
ユニットバスの床のリフォーム費用を抑えるなら、DIYで行うのも最適です。専門業者に依頼するよりも、DIYの方が工事・オプション費用を抑えられます。費用面が気になる方や普段からDIYを行っている方にはとくにおすすめです。
ただ、DIYは正しい方法で行わないと失敗・後悔する可能性もあります。ユニットバスの床のリフォームする方法を十分調べた上で、専門業者に依頼するのかDIYで解決するのかを決断しましょう。
ユニットバスの床のひび割れ・黒ずみはリフォームを検討しよう!
ユニットバスの床は、使用すればするほど劣化していきます。長期間の放置は怪我などのリスクが上がるため、危険です。床の状態を確認しながら、リフォームを検討しましょう。
ユニットバスの床のリフォーム費用は、工事内容や床材などによって大きく異なります。まずは気になる業者に見積もりを依頼して、比較・検討することが大切です。相場との比較を行えば、依頼する業者を絞り込めます。