ユニットバスの蛇口交換費用相場は?DIYでもできるのか徹底解説
ユニットバスの蛇口交換費用相場はどれくらい?と疑問に思っていませんか。蛇口交換を検討していると、下記についてわからないことがあるでしょう。
- どれくらいのお金がかかるのか
- どんな蛇口があるのか
- 蛇口交換はいつすればいいのか
本記事ではユニットバスの蛇口交換について解説します。ユニットバスの蛇口交換についてお考えの場合はぜひ最後までお読みください。
蛇口の交換についてのお金の疑問、DIYできるかどうかなどの疑問についてまとめて知ることができますよ。
目次
- ユニットバスの蛇口交換をプロに依頼した場合の費用相場
- サーモスタット混合水栓:約2〜5万円
- 2ハンドル混合水栓:約2〜3万円
- ユニットバスの蛇口交換はそもそもできる?
- ユニットバスの蛇口交換は可能
- 業者に依頼してもDIYでもできる
- ユニットバスの蛇口交換の時期の目安
- 一般的に10年が水栓の寿命
- パッキンなどは5年ほどしかもたない
- 部品交換で追いつかない場合は蛇口そのものを交換した方が良い
- ユニットバスの蛇口交換をする際に気をつけるべきポイント
- 相見積もりをとってお得に依頼する
- 蛇口交換の悪徳業者を見極めるポイント
- 保証期間内かどうか確認する
- 補足:保証期間は延長が可能な場合がある
- ユニットバスの蛇口交換をDIYでする手順
- 水を止める
- 蛇口を外す
- 新しい蛇口を付ける
- 水を通して動作チェックする
- ユニットバスの蛇口交換をDIYでする危険性
- 部品が破損する可能性がある
- 漏水の可能性がある
- まとめ:ユニットバスの蛇口交換はDIYも可能だがプロに任せた方が良い
ユニットバスの蛇口交換をプロに依頼した場合の費用相場
ユニットバスの蛇口交換をプロに依頼した場合の費用相場は下記の通りです。
- ・サーモスタット混合水栓:約2〜5万円
- ・2ハンドル混合水栓:約2〜3万円
それぞれの蛇口・水栓がどういった特徴があるのか、なぜ費用に差があるのかについて解説しましょう。
サーモスタット混合水栓:約2〜5万円
サーモスタット混合水栓の場合は、プロに依頼すると2〜5万円ほどの費用になります。サーモスタット混合水栓は、温度調節用のハンドルが付属した、現在最も広く使われている蛇口タイプです。築年数の浅い住宅のほとんどはサーモスタット混合水栓が設置されているでしょう。
簡単に温度を設定できることから普及しているサーモスタット混合水栓ですが、構造が複雑であり本体の価格が高いというデメリットがあります。
加えて故障した際の対応が大変になるという短所も抱えています。
2ハンドル混合水栓:約2〜3万円
一方、2ハンドル混合水栓はサーモスタット混合水栓に比べると半分ほどの費用で済む場合が多いです。2つのハンドルで温度を調節するタイプの蛇口で、温度調節が難しい代わりに構造が簡単なため本体価格が安く、修理が簡単という利点があります。
サーモスタット混合水栓が普及する前は主流だった2ハンドル混合水栓ですが、現在の新築住宅で2ハンドル混合水栓が使用されることは多くありません。築年数が経った住宅で使用されていることが多いため、2ハンドル混合水栓からサーモスタット混合水栓に交換する方が多いのです。
ユニットバスの蛇口交換はそもそもできる?
ユニットバスの蛇口交換はそもそもできるの?という疑問にお答えします。というのも、ユニットバスとはそもそも浴槽・壁・床・天井が一体化した構造でパーツのみの変更が難しい構造になっています。そのため、蛇口交換も難しいのではないか、と思われる方が多いのです。
結論からいうとユニットバスの蛇口交換は可能な場合が多いです。業者に依頼しても、自身で交換することもできます。ユニットバスの蛇口交換について本章では深堀していきましょう。
ユニットバスの蛇口交換は可能
ユニットバスの蛇口交換は可能な場合が多いです。ユニットバスで一体化しているのは先ほども述べたような浴槽・壁・床・天井。蛇口はある程度自由に取り替えることが可能です。
多くの方が2ハンドル混合水栓からサーモスタット混合水栓への変更を希望しているのですが、大抵の場合蛇口交換が可能です。
業者に依頼してもDIYでもできる
蛇口の交換はプロに任せればもちろん可能ですが、DIYで行うことも可能です。その際は部品や工具、知識、技術が必要になります。業者に依頼した場合はサーモスタット混合水栓だと5万円ほどの費用がかかる場合があります。費用を安く抑えたい場合は自身で蛇口交換することも視野に入れていいでしょう。
ユニットバスの蛇口交換の時期の目安
ユニットバスの蛇口交換の時期の目安を紹介します。ユニットバスそのものの寿命より蛇口の寿命が短いため、ユニットバス交換の前に蛇口の交換やメンテナンスをしないといけないケースがあります。
本章の内容は下記の通りです。
- ・一般的に10年が水栓の寿命
- ・パッキンなどは5年ほどしかもたない
- ・部品交換で追いつかない場合は蛇口そのものを交換した方が良い
一般的に10年が水栓の寿命
一般的に水栓(蛇口)の寿命は10年ほどとされています。ユニットバスの寿命が15年ほどであることを考えると、ユニットバス全体の寿命より数年早く蛇口が寿命を迎えるケースがあるということです。
先述した通り、ユニットバスでも蛇口だけの交換は対応可能なため、蛇口の劣化や故障が生じた場合は修理や交換を検討しましょう。
パッキンなどは5年ほどしかもたない
また、さらに注意するべきこととして、水栓・蛇口のパッキンの寿命は5年ほどと言われています。蛇口全体を交換する必要はなくても、部分的にパーツの交換は定期的にした方がいいということです。
パッキンの劣化が進むと漏水したり、水温調節の効きが悪くなったりと問題が生じます。蛇口そのものの寿命が短くなる場合もあるため、定期的なメンテナンスを心がけましょう。
部品交換で追いつかない場合は蛇口そのものを交換した方が良い
パッキンの交換など部品の交換を定期的にしたとしても、蛇口そのものの寿命が10年ほどと説明しました。部品交換では追いつかない劣化を感じた場合は、蛇口全体を交換しましょう。
その際は個人で行うか業者に依頼するかを選択できます。ただし、個人で行う場合はリスクがあることも後ほど説明します。専門知識がない場合はプロに依頼するようにしましょう。
ユニットバスの蛇口交換をする際に気をつけるべきポイント
ユニットバスの蛇口交換をする際に注意するべきポイントについて解説します。下記3つの項目は押さえておきましょう。
- ・相見積もりをとってお得に依頼する
- ・保証期間内かどうか確認する
- ・補足:保証期間は延長が可能な場合がある
相見積もりをとってお得に依頼する
相見積もりをとって、お得に依頼しましょう。相見積もりとは、複数の業者に見積もりを依頼し比較検討する方法です。費用の相場観がわかるというメリットに加え、安い業者と高い業者を見極めることができます。
ただし、安い業者だから良いというわけではないことに注意してください。中には見積もりは安いのですが、実際に施工した際に諸々の費用を後から請求するような悪徳な業者も存在します。悪徳業者に依頼しないためには、下記のポイントを押さえておきましょう。
蛇口交換の悪徳業者を見極めるポイント
- ・費用が安すぎない(数千円以下)
- ・信頼できる口コミが多数ある
- ・画像付きの実績を複数公開している
上記を意識して業者選びをしてくださいね。
保証期間内かどうか確認する
保証期間内かどうかを確認することも忘れないようにしましょう。蛇口の保証期間内であれば、メーカーに依頼すれば修理を無償で依頼できるケースがあります。蛇口交換するほどではない状態であれば、保証期間を確認して可能であれば利用しましょう。
補足:保証期間は延長が可能な場合がある
また、保証期間は延長可能な場合があります。各メーカーの延長保証について問い合わせてみると、対応してもらえる可能性があります。蛇口交換をするのも手ですが、保証を延長して修理しながら長く蛇口を使用するのも選択肢の1つでしょう。
ユニットバスの蛇口交換をDIYでする手順
ユニットバスの蛇口交換をDIYで行う手順をまとめました。次の流れで作業を行えばご自身でユニットバスの蛇口交換が可能です。
- 水を止める
- 蛇口を外す
- 新しい蛇口を付ける
- 水を通して動作チェックする
水を止める
まずは蛇口の交換をする前に水の元栓を閉めましょう。元栓が開いたままだと、交換作業中に水が噴き出して作業どころではありません。また、水が垂れ流しになっていると排水がうまくいかず、思わぬところが腐ってしまう可能性もあります。しっかり元栓を閉じて安全に作業できる環境を作りましょう。
一点、注意しておくべきこととしては水の元栓を閉めるとご自宅全ての水が止まります。家族が自宅にいるタイミングなどトイレの問題などもありますので、なるべく短時間で家族がいないときに交換するようにしましょう。
蛇口を外す
水の元栓が閉まっていることを確認したら蛇口を外しましょう。壁についているタイプと台についているタイプがあります。それぞれ接続している部分のナットをゆるめて蛇口を取り外しましょう。
蛇口を取り付ける作業をする前に、汚れやサビをしっかり取り除く作業を行ってください。サビや汚れが残っている状態で新しい蛇口を取り付けてしまうと、劣化を引き起こす原因になります。また、隙間ができて漏水する可能性もあるため、丁寧に汚れとサビを取り除きましょう。
新しい蛇口を付ける
サビと汚れの除去まで完了したらいよいよ新しい蛇口を取り付けましょう。壁についているタイプでも台についているタイプでも、きっちりと設置することが重要です。ただし、回しすぎ・締めすぎに注意しましょう。やりすぎると漏水する可能性があるため、きっちりと接続できてはいるが締めすぎていない状態がベストです。
水を通して動作チェックする
蛇口の設置が完了したら、水を実際に通して動作チェックをしましょう。
元栓を開いて、漏水がないか綿密に確認します。漏水は規模に関わらず避けなければなりません。明らかに水が流れているレベルの漏水はすぐに分かりますが、滲んでいる程度の漏水は乾いた布やティッシュで確認するといいでしょう。
ユニットバスの蛇口交換をDIYでする危険性
ユニットバスの蛇口をDIYで交換する方法について解説しました。しかし、実際のところ個人で蛇口交換をすることはあまりおすすめできません。その理由は下記の通りです。
ユニットバスの蛇口交換をDIYですることがおすすめできない理由
- ・部品が破損する可能性がある
- ・漏水の可能性がある
部品が破損する可能性がある
専門家でない素人の作業により、部品が破損する可能性がないわけではありません。配管などを破損させると、大規模な工事が追加で必要になってしまいます。費用を抑えるためにDIYしたにも関わらず、結果的に多額の費用を払うことになる場合もあるのです。
水回りのDIYはリスクが伴うので、知識や技術があってもプロに任せたほうが安心できるでしょう。
どうしても自身で行い費用を抑えたい場合は、入念な下準備を行い丁寧に作業を行ってください。
漏水の可能性がある
部品の破損はなくても、漏水の危険性は伴います。目に見える範囲の漏水なら対処が可能ですが、見えない部分の漏水はなかなか気付けないものです。
時間が経ってから水道代の請求で気づくパターンや、自宅の予期せぬ腐食から気づくパターンもあります。
蛇口交換の費用数万円を節約するために、多額の水道代を支払ったり自宅の大規模なリフォームが必要になったりするのは勿体無いものです。多少の負担にはなりますが、できれば水回りのリフォームはDIYではなく、プロに任せるようにしましょう。
まとめ:ユニットバスの蛇口交換はDIYも可能だがプロに任せた方が良い
ユニットバスの蛇口交換はプロに依頼してもDIYでも可能なケースが多いです。かかる費用は下記の通り。
- ・サーモスタット混合水栓:約2〜5万円
- ・2ハンドル混合水栓:約2〜3万円
現在、広く普及しているサーモスタット混合水栓の場合は2ハンドル混合水栓の倍ほどの価格になる点を覚えておきましょう。
DIYでユニットバスの蛇口交換ができるとは説明しましたが、当記事の結論としてはできればプロに任せてほしいというものです。漏水や配管などの破損の可能性があり、結果的に多額の費用がかかることになる場合もあります。
もし、どうしてもDIYで対応したい場合は、しっかりと知識や技術に関する準備を行うようにしてくださいね。